無題

妄想性障害の事、性同一性障害(FTX)の事、徒然なるままに…

昔アルバイトで

軟禁されかかった事がある。


そこは、ファーストフードの椅子を作っている所で、私の仕事は、布(表面はビニール製などで丈夫なもの)を社長が書いた支持図通りに、なるべく無駄が無いように切っていく作業だった。
私は、図形を書いたり、その組み合わせを考えたりするのは得意な方だったので、この仕事はすごく好きだった。


世にある仕事のうちで、苦手な事の多い私には、珍しく向く仕事だった。


ところが、当時30代前半くらいだったと思われる社長(といっても、家族ぐるみで代々この仕事をやっている感じの家で、一台で一から起業した訳ではなさそうだったが)は、アルバイトに来ている女性の中からお嫁さんを探そうとしていた様子で、当時20歳そこそこだった私は、最初のうちこそ、仕事が楽しくてしょうがなかったものの、社長のキモさが次第に苦痛になって来たのであった。


最初入った時には、私以外にも2人ほど女性がいたが、私が一番無駄なく正確に布を切れるのと、他の女性たちは外国人で言葉も片言だったからだろう、工場の移転に伴い、他の女性はリストラされてしまったのである。
その工場(と言ってもごくごく小さなスペースだが)に社長と二人っきりになり、社長の態度が日増しにキモく、馴れ馴れしくなって行った。



私はなるべく社長に引かれるように、毎日奇抜な格好で職場に通った。


そんなある日、工場の移転が一段落した頃、今度は社長自身の部屋も引っ越すから「手伝って欲しい」と言われ、車でマンションの一室に移動、「しばらくここで電話番をしていて欲しい。」と、中にいれられたまま外からカギをかけられた。


そして、しばらくして、社長が戻って来た。
手に弁当を持ち、「お腹が空いたでしょう。ご飯を買って来たから一緒に食べようね。」と言って、中に入ろうとした。



私は、社長を押しのけ、外に出ると猛ダッシュで逃げた。
まだ、何日分か給料が貰っていなかったが、もうここはごめんだ、と思った。



今だったら、労働基準局に相談に行って、給料はもらうとか、仕事は仕事のみ続けさせてもらって、仕事に来た人の中からお嫁さんを探すという発想は止めるよう注意してもらうとか、色々したと思う。
まぁ、今の私の年ではそもそもそんな事は起こらないが。



でも、当時はそんな知恵も無く、逃げるだけで精一杯だったなぁ。

閲覧数が意外とあった

ここに書いてても、何も反応があるわけじゃなし…と思っていたが、ダッシュボードという所をクリックしたら、今までの記事の閲覧数が表示され、少数ながら読んでくれた人もいるんだ、とちょっと感心した。

ここでは、自分の基地外ぶりをさらけ出す記事しか書いていないので、コメントをつける方は、たぶんこれからもいないだろう。
見るだけならいいが、誰も関わりたくはないだろうと、自分でも思う。



ところで、息子さんが軽度のアスペルガーではないかという記事を書かれていた方がいて、その症状が私の小さい頃にそっくり。
夜泣きがひどい、よく癇癪を起す、一人遊びが好き、ブロックなどでは複雑なものも簡単に作ってしまうので、むしろ知能が高いのかと思っていたら、教師に特別支援学級を勧められる、などなど。



前通っていたB型作業所では、ADHDを疑われていた。
それに関しても、私は幼稚園児の頃、よく幼稚園を抜け出して、遠くに歩いて行ってしまったり、当てはまりそうな事はいくつかある。
ちなみに、遠くに歩いて行ってしまう時の心境は、どこか遠くにすごく面白い事が起こっていて、自分はそこに行きたい、という、居ても立ってもいられない焦燥感。でも、たぶんたどり着けないだろうという悲しみ、落胆などである。
村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」の兄が養護施設を抜け出す時の描写によく似ていた。



だが、ADHDの人は、記憶力がすごくいいらしい。
ここが全く当てはまらない所で、私は記憶力だけは抜群に悪い。
思考力とか、図形で考えさせられる知能テストなんかは早い方なのに、記憶力に関するテストでは正解が全く出せない事もままあった。



よくあるADHDと違って、記憶力が群を抜いて悪いADHDとか、果たして存在するのだろうか?
それとも私は、アスペに近いのだろうか?
検索してみたりしても、今一つよくわからない。

近況

「強迫性皮膚つみ取り症」のコミュにカキコミをしたが、誰からも全く反応が無い。
まぁ、もっと楽しい趣味が合うとかならともかく、そんな変な癖の人同士、友達になりたいかといったら、お互いにビミョーだろう。



作業所では、例の、私からは嫌味な言い方に聞こえる(でもこちらの被害妄想が原因らしい)人からは、休憩時間中、離れて座るようにしている。
下手に距離が近くなっても、また私の方が嫌味に聞き取れてしまうかも、という懸念があるので、多少気まずくても、距離を取っていた方が無難に思える。
その人と距離を取るという事は、必然的にその人とよく会話している人達とも距離を取ってしまうことになる。



一般社会や学校では、こうして自分から皆との距離を取っていると、すぐいじめの対象になるが、作業所という場所では、そうならないのがありがたい。
同じ作業所でも、色々な体質があり、今通っている所はのんびりしているので、そうなのだろう。
もっとギスギスした作業所も、世の中にはあるので、そういう所だったらキビシかったかも。